「エジプト旅行 3日目 - Krosa」の続き。
1月1日(月)。
深夜1時50分頃のモーニングコールで起床。
新年を迎えたことをしみじみと思う余裕もありません。(笑)
2時半の荷物回収に合わせて支度し、3時10分にホテルのロビーに集合。
朝食は、各部屋に配られた弁当。
パンを中心に、ゆで卵やヨーグルトもありました。
味はそれなり。
バスに乗って、カイロ国際空港へ。
ここから6時10分発の飛行機に乗り、アスワン国際空港に向かいました。
飛行機では、離陸前から寝落ちしました。
7時半頃にアスワンに到着。
この日も快晴。
もう2度と来ることもないであろうアスワン国際空港でしたが、ゆっくり見る暇もなくバスに乗り込んで出発。
完成していれば世界最大のオベリスクになったという代物ですが、この後いろいろなオベリスクを見た感じでは、特別大きな印象はなかったです。
再びバスで移動し、アスワン・ハイ・ダムへ。
日本のダムとは少し違った感じがしましたが、スケールは壮大でした。
そして、ここからが本格的なバス移動の始まり。
アブ・シンベルまで、片道3時間の旅です。(笑)
日本でダウンロードしておいたラジオを聴いたりしながら過ごしていましたが、結局は疲れからか寝てしまうのでした。
そのせいで、途中で停車して寄ったという北回帰線の通るスポットで降り損ねてしまいました(寝ていて気づきもしなかった)。
あと、これも途中で寄ったトイレ休憩の際に、下痢であることが発覚。
汚い話なので細かく書くのはここだけにしますが、この下痢、結局帰国後まで続き、エジプトの食を味わうという1つの楽しみを大きく妨げることとなりました。
大人として恥ずかしい事態にまでは至らなかったのが不幸中の幸いだったものの、トイレ休憩の度に個室に入り、毎食後に正露丸を飲まないとやってられない苦痛に苛まれました。
どうやら初エジプト旅行では多くの人が通る道だということでしたが、原因もわからないため対策のしようもなく、旅の大きな足枷となりました。
ようやくアブ・シンベルに到着すると、遅めの昼食へ。
おそらく「Eskaleh Nubian Ecolodge」というホテルのレストラン、だと思いますが、ちょっと自信はありません。
それぐらいよくわからない場所まで連れてこられました。
ビーフ、チキン、フィッシュから1つを選ぶということで、僕はチキンを選択。
カレーのような味付けのチキンでした。
その他のメニューは、これまでにエジプトで食べたようなものが多かったです。
昼食を終え、はるばるアブ・シンベルまで来た大目的である神殿へ。
アブ・シンベル大神殿は、ガイドブックで見た通りの外観でした。
元日の訪問ということで、もはや初詣です。(笑)
中の壁画。
馬の足や尻尾が二重に描いてあるのは、そのスピード感を表現したものだそうで、要は残像ということです。
こんな古代から、残像という概念があったのだなと驚きました。
最奥の至聖所には、神々の像がありました。
年に2回だけ、外の太陽光がこの部屋まで届くそうです。
隣のアブ・シンベル小神殿へ。
こちらも入口に巨大な像が設けられています。
中も大神殿と似たような感じでした。
これにてアブ・シンベルでの観光は終了。
またまたバスで3時間かけて、アスワンに戻りました……。
アスワンまで来ると、外はすっかり暗くなっていました。
ここからは船でナイル川を下っていきます。
「セミラミス Ⅱ」というクルーズ船に乗り込みました。
部屋に行く前に、レストランで夕食。
「ピラミッド パーク リゾート」よりも食べたいと思うものが多かったです。
夕食後は部屋へ。
クルーズ船とはいえ、部屋は結構ちゃんとしていました。
船の揺れも気にならないし、快適でした。
ただし、やはり風呂は綺麗ではなかったです。
風呂に入ったり、翌日の準備をしたりして、22時頃に就寝だったと思います。
「エジプト旅行 5日目 - Krosa」に続く。