※ネタバレ注意!
毎年訪れるイベントの中で最も楽しみにしている劇場版コナンの公開日となりました。
今年のタイトルは、「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」です。
昨年は試写会に当選し、ネタバレされる心配のない立場で安心していましたが、原作の先を行くと予告されている今年の作品は試写会を実施しないという異例の対応となり、すなわち公開初日から一気にネタバレが拡散される可能性が高まっていました。
で、何とかネタバレなく本作を楽しみたいと思い、先週ぐらいから残業を連発させることで、本日、無事に有休を取って朝イチの上映を観てきました(世界最速上映をしている映画館は近所になかったので、それは諦めていました)。
作品のストーリーは、個人的には普通。
あまり歴史ものに興味がない人間なので、そもそも期待はしていませんでした。
やはり肝心なのは、原作との関連性。
青子が出てきた辺りから「今年は違うな」と思いましたが、クライマックスには鬼丸まで出てきて、コナン以外の青山作品を読んでいる人が喜ぶような展開でした。
リアルタイムでYAIBAを読んでいる身としては、結構嬉しかったり。
そして、コナンとして原作の先を行く展開。
エンディング直前の告白シーンは、いかにも青山先生が考えたんじゃないかというようなキザなことを服部が言い始めたときに「うわっ、これマジで言うパターンや」と思いました。
この先どう展開するのかとエンディング中に焦らされてからのオチも面白かったです(和葉が服部の耳を塞いだのが印象的だったのに、このオチに繋がることに気づけなかったのが悔しい)。
あとは、ゲストキャラの川添の正体と、優作と盗一の関係。
原作も終盤に差し掛かって、まだこんな展開をぶっ込むのかと仰天しました。
というか、もう快斗がビッグジュエルを探し求める意味、あんまりないのでは?(笑)
ということで、確かに原作に先行した内容が含まれており、見応えのある作品に仕上がっていたと思います。
昨年の「黒鉄の魚影」の興奮も相当でしたが、今年のは違うベクトルの興奮があり、さすがに超えないだろうと踏んでいた黒鉄を超えないまでも、想定は大きく超えてきました。
評価: ★★★★★★★★★★
来年の舞台は長野県?
さすがに今年や昨年より地味になりそうですが、大丈夫かな?