Krosa

兵庫県在住の社会人(8年目)が、日々の出来事を日記感覚で綴ります。

ブラック・ショーマン

※ネタバレ注意!

 

 

東野圭吾さんの原作小説を実写映画化した「ブラック・ショーマン」を観てきました。

 

f:id:pleasure190814treasure:20250915191212p:image

ガリレオで湯川先生を演じている福山雅治さんが別の東野作品でも主演すると知り、どうなることかと思いましたが、観てみると別に違和感はなかったですね。

そもそも、ダークな湯川先生はどんな感じになるか、という福山さんの一言から本作がスタートしたようなものだそうなので、ある意味必然的なキャスティングと言えるかも。

 

 

序盤、小暮刑事が出てきたシーンで、武史が「目暮なら頼りになるのだが」的な発言をしますが、これはコナン絡みのネタだったのでしょうか?

東野さんはコナン原作者と対談をしたし、福山さんも劇場版コナンの主題歌を担当した経緯があるので、その可能性もなくはないですが、コナンのキャラクターも別作品の登場人物の名前をもじって付けられていたりするので、目暮警部のベースになった誰かの方が参照先かな、とも思ったり。

いずれにせよ、さらっと気になるセリフが出てきたので、とても印象的でした。

 

福山さんが演じていることもあり、武史と湯川先生の雰囲気が似ているなと感じる場面も多かったですが、やはり基本は対極の存在という感想でした。

武史が他人のスマホを盗って中身を見るシーンについて、序盤に小暮刑事に対して実行するときはパスコードを盗み見ることもできそうでしたが、その後の同様のシーンでは「この人のスマホのロックはどうやって解除したの?」というのがありました。

あえて描かずに不思議な感じを演出したのかもしれませんが、湯川先生なら「論理的じゃない」って言いそうだなと思いました。(笑)

 

本作の原作小説「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」が2020年に出たとき、早くもコロナ要素が入った物語だと宣伝で見た覚えがあるのですが、映画で観た感じ、思ったよりコロナ要素は弱かったです。

むしろ、「コロナは遠くない過去のはずなのに誰もマスクしてないの?」と思ってしまいましたが、さすがに野暮でしょうか。

 

犯人の動機については、個人的には友人との合作的なのをちゃんとアピールすれば、そんな全否定されることはないのではないかと思いました。

まあ、当事者と第3者では考え方も違うでしょうが。

 

 

原作未読で映画を観ましたが、純粋に楽しめました。

いずれ原作も読みますが、映画を2時間に収めるためにカットされた内容がどんな感じなのか、今から楽しみです。

 

評価: ★★★★★★★★☆☆

 

ラストの真世と彼氏の話し合い、どういう結末になったか映画では描かれませんでしたが、先が気になりました。

原作小説は2作目も発表済みなので、それを読めばわかるのかな?