Krosa

兵庫県在住の社会人(6年目)が、日々の出来事を日記感覚で綴ります。

真夏の方程式

※ネタバレ注意!
 
 
7月5日に梅田に行きました。
TOHOシネマズ 梅田」には、西日本最大級のスクリーンがあります。
ちょうどそのスクリーンで「真夏の方程式」が上映されていたので、観てきました。
 
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ガリレオ」シリーズの劇場版第2弾。
ボクは原作で読んだことがあるのですが、そのときは期待したほど面白いとは思いませんでした。
 
美しい海が残る玻璃ヶ浦では、海底鉱物資源の開発が計画されていた。
その説明会にアドバイザーとして招かれた湯川学は、川端夫妻が営む旅館「緑岩荘」に滞在することになった。
そこで彼は、一人の少年・恭平と出会う。

翌朝、堤防下の岩場で男性の死体が発見される。
彼は「緑岩荘」のもう一人の客で、元捜査一課の刑事・塚原だった。
図らずも事件に直面した湯川は、調査に乗り出すことに。

事件を巡る複雑な因縁が次第に明らかとなり、ある人物の秘められた過去が見えてくる。
罪を犯したのは誰なのか。
そして湯川は、哀しき事件の真相に辿り着く……。
 
では、映画の感想を。
 
序盤は、湯川先生の変人ぶりが窺えました。
説明会に遅れてきても平然と席に着いたり、討論に口を挟んできたりと、自己を曲げない先生が印象的でした。
 
中盤は、玻璃ヶ浦の海底を見たいという恭平のためのロケット実験がよかったです。
湯川先生が実験道具を手作りし、恭平と海へ行って試行錯誤を繰り返す。
携帯の画面に映る玻璃ヶ浦の海は、それはそれは綺麗なものでした。
この作品で最も心に残った場面でした。
 
真相が明らかになる終盤は、かなり深くて切ない。
愛する人のために、自分の人生を犠牲にして守り抜く」という構図は、前作の「容疑者Xの献身」と似ていましたね。
しかし、それとは違った哀しさが漂うラストでした。
 
湯川先生と恭平の別れのシーンで、切ないクライマックスに光が差し込みます。
「君は一人じゃない」と恭平を温かく支える湯川先生がカッコよかったです。
 
トリックも複雑だし、登場人物の心情も鮮やかでした。
それに、玻璃ヶ浦の景色が本当に綺麗。
あんな海に潜ってみたいです。
 
では、個人的な評価を。
 
評価: ★★★★★★★★☆☆
 
原作で読んだときより、明らかに印象がよくなりました。
容疑者Xの献身」ほど深くはないですが、陽性のガリレオも楽しかったです。
 
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P.S.
西日本最大級のスクリーンの感想ですが、こちらも感動しました。
751席ということで、スクリーンというよりホールみたいでした。
やっぱり、映画は大きいスクリーンで観たいですよね。
また行きたいです。