祖母の家の近所で「越智川名水街道自転車下り」という観光プランが開かれており、以前から気になってはいたのですが、なかなか参加する機会がありませんでした。
が、先週の3連休に祖母の家に行き、中日の予定が空いていたので、母と2人で参加してきました。
10時過ぎに祖母の家を出て、ウイング神姫粟賀営業所へ。
今回のプランに参加するには事前予約が必要ですが、当日も簡単な手続きがありました。

10時53分発のバスに乗り、越知川上流にある新田ふるさと村へ向かいました。
行きの山道はバスで上り、帰り道はただただ重力に任せて自転車で下ってくるという夢のようなプランなのです。

11時半に新田ふるさと村に到着。
マウンテンバイクみたいなガチ自転車かと思っていましたが、実用性重視のママチャリでした。
自転車のカゴには、神河町のマスコットキャラクター・カーミンの姿が。

早速、自転車に跨がり出発。
道は広くて車の通りも少ないので、結構のびのびと走れました。
ただ、日陰を走ると風がただただ冷たくて、11月頭といえど風邪を引きそうでした。

5分も走らないうちに、最初の観光スポットが道からチラッ。
本道から外れ、山の奥へ。

「不動の滝」というらしいです。
規模や迫力はそこそこでしたが、自然を感じられて癒やされました。

本道に戻り、下っていきます。
営業所で貰ったガイドマップには、上の写真が「井根橋からの絶景」と書いてあるのですが、さすがに絶景は言い過ぎかと……。(笑)

次は、大歳神社。
誰もいない境内は、静かで寂しい。

大歳神社からもう少しだけ進んだところには、重箱石が。
一応、ガイドマップ的には見どころなんです。

大畑の大杉。
県下第2位の大きさだそうです。
あと、かなり冷えてトイレが近かったのですが、この大杉付近のトイレは非常にわかりにくかった!

千ヶ峰南山名水を販売しているところで休憩。
どこからやってきたのか、多くの人がタンクに水を詰めていました。

名水で作ったわらび餅を食べました。
ゼリーのような噛み応えと歯切れのよさで、スーパーで買うやつとは別物でした。

さらに道を進み、全行程の半分が終わった頃、ガイドマップに載っている「椀貸淵」を発見。
……読み方がわからん。(笑)
それに、ガイドマップに矢印で指されているのとは違う場所で見かけたような。

茶木原の大岩は、隣を通りましたが、大きすぎて壁みたいでした。
順路から写真を撮っても入り切らないので、川の反対側から見ればよかったかな。

13時45分頃に、昼食で寄ろうと思っていた「そば処 ばくの家」に到着。
しかし、この日の蕎麦は売り切れだと言われ……。

結局、待てば新たに蕎麦を打ってくれるということだったので、1時間近く待ちました。
十割蕎麦で、美味しかったです。
天ぷらでも追加注文できればよかったのですが、こちらも完売みたいでした。
昼食を終えた時点で15時。
近くにあった「柚子の郷コミュニティ広場」で柚子を購入し、いよいよラストスパート。
だんだんと知っている道になってきました。

「かんざきピノキオ館」も、目の前までは行きましたが、特に何もせずに進みました。

そして、15時半を過ぎた頃にスタート地点の営業所に帰ってきました。
約4時間の自転車旅でした。
しまなみ街道のサイクリングと比べると、今回はほとんど下り道で、それほど体力を消費せずに完走できました。
走っているともう寒いぐらいの季節になってしまいましたが、夏の始まりか終わりの頃だったら走行風も心地よくて最高じゃないかな。
1つだけ最後まで心配だったのは、世間を賑わせているクマが出没しないかどうかでしたが、それも何とか無事でした。
道中、柿の木を見かけたりしたのでクマの食べ物は十分ありそうですし、安心していいのかな。
とにかく、以前から1度やってみたかった自転車下りを楽しめて、いい思い出になりました。