「エジプト旅行 6日目 - Krosa」の続き。
1月4日(木)。
深夜2時45分に起床。
朝イチで飛行機に乗るため、空港で預ける荷物を整理して廊下に出し、身支度を済ませました。
3時45分にロビーに集合。
クルーズ船はすでに着岸しており、バスに乗り込むと、ルクソール国際空港へ向かいました。
バスの中では、朝食のパンを食べました。
5時30分発の飛行機でカイロ国際空港へ。
冷静に考えると、とんでもないタイムスケジュールです。
予定通りカイロに着くも、預けた荷物が空港で一向に出てこないというトラブルが発生し、そこで1時間ほど待たされました。
あまりこういうのに巻き込まれたことがなかったので、本当にあるんだなと思いました。
何とか荷物を受け取り、空港からバスで移動。
この日最初の観光地は、ムハンマド・アリー・モスク。
ツアー前半のカイロ観光時にもバスから何度か見かけていましたが、エジプト滞在最終日にしてようやくの訪問です。
土足厳禁なので、靴を脱いで入りました。
広場には、エジプトがフランスにオベリスクを贈呈したお礼として贈られたという時計台がありました。
当時、何十メートルもあるオベリスクをどうやってフランスまで運んだのか、とても気になります。
モスクの中は、とても綺麗で豪華でした。
マカオに行ったときのホテル群を見たときにも思いましたが、これが日本にはないスケールなんだなと感動しました。
外に出ると、カイロ市内を一望できました。
コンディションがよければ、ここからギザのピラミッドが見えるそうですが、この日はダメでした。
ムハンマド・アリー・モスクを後にし、続いて香水瓶などを扱う店に案内されました。
エジプトの砂を入れるのもいいということで、サッカラで採取していた砂や、アブ・シンベルのどこだったかで集めたサハラ砂漠の砂を飾るために瓶を購入しました。
再びバスで移動し、向かった先は本ツアーの目玉の1つ、大エジプト博物館です。
博物館に行く前に、保存修復センターを見学させてもらえることに。
ツアー工程に入っていなかったはずなので、急遽行けることになったのでしょうか。
中で写真を撮ってもいいと言われたのはコレだけ。
ただ、日本も深く関わっているプロジェクトだそうで、注意書きの掲示に日本語表記もありました。
保存修復センターの中では、まさに修復中の棺や石像などを見学でき、ある意味、博物館よりも貴重な見学だったのでは、と思います。
保存修復センターの方の解説を現地ガイドさんの同時通訳で聴くという、こちらも貴重な体験をし、改めて複数言語をマスターするってのはスゴいことだなと感じました。
保存修復センターを後にし、いよいよ大エジプト博物館へ。
入口ゲートの看板にも日本語が。
やってきました、大エジプト博物館!
……ただし、まだ未完です。(笑)
もう何年も前から完成間近と言われながら、やっぱり僕が来るまでに完成しませんでした。
もはや「完成するする詐欺」です。
そして、またしてもオベリスク。
台に載ってこの高さなら、これまで見たオベリスクよりも少し小さそうです。
未完とはいえ、さすがに中は豪華で先進的でした。
ここにエジプトの遺産が集結してくるのだと思うと、完成が待ち遠しいですね。
昼食は、博物館内のレストランにて。
鶏肉やモロヘイヤのスープが出てきました。
久しぶりにちゃんとしたご飯を食べました。
ちなみに、レストラン名は調べても出てきませんでした。
スタバも博物館の中に入っているのですが、その近くのレストランでした。
昼食後は、館内を見学しました。
ギザの3大ピラミッドが1つの枠に収まるスポットもあり、洒落ていました。
ツタンカーメンを題材とした没入型展覧会が行われており、こちらも入ってみました。
360度、部屋全体にプロジェクションマッピングのように映像が流れ、あまり味わったことのない感じでした。
当然、音声も日本語ではありませんが、何となく伝わりますし、わりと勉強にもなりました。
ラムセス2世の巨像もありました。
今回の旅行を通してわかりましたが、あらゆるところでラムセス2世が出てきて、何かスゴい人だなぁと思いました。
自由時間には、博物館内のミュージアムショップで土産を買いました。
グランドオープンこそ間に合いませんでしたが、結構満喫できたかなと思います。
バスに乗り、ハーン・ハリーリ方面へ。
この辺りは、とにかく治安が悪かった。
普通に観光客を轢きそうな勢いでバイクが駆け抜けていきますからね。
途中、どこかの雑貨店みたいなところに案内されたので、文庫本のブックカバーとインスタントコシャリを買いました。
まだ食べていないので美味しいかはわかりませんが、クルーズ船で食べたコシャリが美味しかったので、インスタントの方にも期待しています。
ハーン・ハリーリを去り、土産探しのためにカイロフェスティバルシティへ。
いわゆるショッピングモールで、日本のスタイルとほとんど同じでした。
ただし、特に買いたいものは見つかりませんでした。
夕食は、同じ敷地内にある「Chili's」というレストランにて。
魚のムニエルのような料理を食べました。
帰りの飛行機の時間が近づいているとかで、あまりゆっくりと食べられなかった記憶があります。
夕食を終えると、カイロ国際空港に戻りました。
1週間お世話になった現地ガイドさんとも別れ、出国手続きをして機内へ。
レストランで急かされていただけあって、搭乗ゲート前までほぼノンストップでした。
23時10分発の飛行機(例によって出発は遅れました)でカイロを後にし、エジプトともお別れ。
ちょうど1週間前にやってきたとは思えないほど、あっという間のエジプト滞在でした。
気づけば眠っていましたが、日が変わって1時間ほど経った頃に、機内食が出てきました。
美味しく食べて、本格的に寝ました。
「エジプト旅行 8日目 - Krosa」に続く。