※ネタバレ注意!
先月下旬、映画「疾風ロンド」を観てきました。
東野圭吾さんの同名小説を原作とする本作。
しかも、主題歌がB'zの新曲「フキアレナサイ」ということで、個人的に「なんてコラボだ!」と思った記憶があります。
ある生物兵器が雪山に隠されるところから物語はスタート。
しかし、その犯人が交通事故で死亡し、犯人不在の中、少ない手がかりから生物兵器を探し出そうとします。
と、あらすじを見る限りでは、なかなか本格的なミステリーの予感がしたのですが、本作では、それをコメディ強めで描かれました。
賛否両論あるかと思いますが、ボクはこれでよかったんじゃないかと思います。
東野さんの原作を映画化したものって、どちらかというと暗い雰囲気の作品が多いので、たまにはこういう変化球的なものがあってもいいんじゃないでしょうか。
一応、ミステリーということですが、推理要素については、東野さんらしくないほど簡単で、ボクでもどんどん先の展開が読めました。
ラストの、生物兵器の瓶の入れ替えには驚きましたが、特筆するようなどんでん返しはありませんでした。
エンディングに流れる「フキアレナサイ」は、やっぱりカッコよかったです。
一旦エンドロールが始まって、「あれ、B'zは?」となったところに本編を挟み、面白いオチからの「フキアレナサイ」。
あの演出は、とてもよかったです。
主題歌のことを大事にしてくれてるのがよく伝わりました。
東野圭吾とB'z、どちらも好きなボクには一石二鳥な作品。
内容的には、2時間ドラマで放送してもいいような感じでしたが、雪山を駆け抜ける迫力満点の映像は、映画館の大スクリーンで楽しむ価値があると思いました。
評価: ★★★★★★★☆☆☆
久しぶりにスキーをしに行きたくなりました。