Krosa

兵庫県在住の社会人(6年目)が、日々の出来事を日記感覚で綴ります。

思い出のマーニー

※ネタバレ注意!
 
 
昨日は、食料の買い出しやバイトなどがあって、ブログを更新できませんでした。
パソコンを立ち上げる暇もないほど忙しかったので、許してください。(笑)
 
 
さて、今日は映画の話題。
先ほど、スタジオジブリ最新作の「思い出のマーニー」を観てきました。
 
イメージ 1
前売り券(ムビチケ)を買っていたので、観に行くことは決まっていたのですが、なかなか機会に恵まれず、9月になってしまいました。
今日も、決して天気がいいわけではなかったのですが、最寄りの映画館で上映が終了してしまっては困るので、少々の無理を覚悟して行ってきました。
 
 
本作は、家族や同級生に心を閉ざした少女・杏奈が、謎の少女・マーニーと出会うことで、少しずつ変わっていくお話です。
杏奈は、喘息を患っていたり、友達が少なかったりで、いろいろボクと似ているなと思いました。
 
喘息の療養のため、夏休みに親元を離れ、空気の綺麗な海辺の町で過ごす杏奈。
ジブリの映画はどれもそうですが、風景が非常に美しい。
日中の草原も夕暮れ時の海も、まるで本物の景色のようでした。
 
話が進んでいくと、マーニーが登場し、ボクの中で状況がややこしくなりました。
現実世界と夢の中が交錯して、どっちがどっちだか分からなくなる場面もありました。
 
中盤で、実はマーニーは、杏奈が自分の中で作り出した空想なのだと分かります。
しかし、依然として杏奈の前にマーニーは現れ続けます。
個人的には、いまいち状況が把握できない。
 
ところが、終盤の久子さんの話で、驚きの事実が明らかになります。
そこでようやく納得がいきました。
と同時に、なぜ杏奈の前にマーニーが現れたのかということも理解できました。
 
その事実を知った杏奈は、母にも心を開くようになり、夏休みの終わりとともに海辺の町を離れます。
映画としては2時間弱の物語でしたが、不思議な経験をした杏奈が大きく成長する姿は、なかなかよかったです。
 
思い出のマーニー」は海外の児童文学で、原題は「When Marnie Was There」。
映画を観るまでは原題の意味が分かりませんでしたが、鑑賞後はスッと意味が入ってきました。
「本物のマーニーが過ごしていた頃」と「杏奈の中にマーニーがいた頃」という2つの意味があったりするのかな、なんて思っていたりします。(笑)
 
 
全体的に、あまり明るい話とは言えませんが、最後まで観るといろいろ感じることがあると思います。
児童文学にしては難しいような気がしますが、杏奈と同じような状況にいる人にとっては親しみを感じられるのではないでしょうか。
 
評価: ★★★★★★★☆☆☆
 
本作は、あの宮崎駿さんが一切関わっていないジブリ作品ではありますが、ボクは昨年の「風立ちぬ」より好きです。
来年も、ジブリの最新作は公開されるのでしょうか。
 
 
イメージ 2