Krosa

兵庫県在住の社会人(6年目)が、日々の出来事を日記感覚で綴ります。

バケモノの子

※ネタバレ注意!


久々の平日更新。(笑)

昨日はTOHOシネマズデイで、映画を1100円で観ることができました。
ということで、「バケモノの子」を観てきました。

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細田守監督の最新作。
母の死をきっかけに一人で生きることを決意した少年・九太が、あることをきっかけにバケモノたちの世界へと迷い込む、というところから物語は始まります。


まず、バケモノ・熊徹と九太のやりとりが面白かったです。
出会った頃はお互いに気が合わず何度も揉めていたのに、だんだんと二人の間に絆が生まれ、師匠と弟子の関係に。
クライマックスでは、「心の剣が重要だ」という熊徹の教えから、あんな展開になるとは思っていませんでした。

また、人間の世界とバケモノの世界を行き来する九太の葛藤にも考えさせられました。
学びへの興味、父親との再会など、迷いに戸惑う場面は大人にも響くところがあるはず。

あとは、アニメーションがとても壮大でした。
バケモノの世界の感じとか、渋谷の街の風景なども、非常にリアルで美しかったです。

ただ、クライマックスの一郎彦との戦いの場面は、意味が分かりにくかったですね。


夏休みに、精神的に子供が成長するのにピッタリの作品だと思います。
この2時間で、九太のように強い子になれるんじゃないでしょうか。
もちろん、大人が観ても楽しめるはずです。

評価: ★★★★★★★★☆☆

細かいところに疑問の残る作品でしたが、この時期に観て元気をもらいたくなるような映画でした。
個人的には、細田監督の前作「おおかみこどもの雨と雪」より好きです。

それにしても、チコが可愛かった……。(笑)