※ネタバレ注意!
今年の「映画ドラえもん」の大きなテーマは、「家族」。
例年、「友情」を中心に描かれてきましたが、昨年の東日本大震災の影響からか、家族のつながりについて大きく取り上げられていたように思います。
その証拠に、のび太のパパとママが頻繁に登場しました。
特にパパは、これまで映画にはあまり姿を見せませんでしたが、今年は冒頭からの登場。
のび太と「ゆびきりげんまん」をするシーンでは、思わず笑みが浮かびました。
中盤でも、「家族と過ごしていると心が温かくなる」といった話になり、家族の大切さを改めて考えさせられました。
では、もう少し個人的な感想を。
まず、喋り方が面白い。
おじいさんみたいで。(笑)
あとは、行動でも笑わせてくれました。
時空間で昼寝をしたり、穴に詰まったドラえもんを、まるで芋を掘るかのようにして助け出したり……。
……やっぱりおじいさんみたいだ。(笑)
また、主題歌がよかったです。
大学受験で味わった「失敗」、「後悔」、そして「覚悟」。
この歌の歌詞は、まさにボク自身のことを映し出しているかのようで、非常に心に響きました。
もちろん、映画にもぴったりで、「ドラえもん誕生まであと100年」のフレーズにも合っています。
さて、恒例の作品評価に移りましょう。
今回から、10段階評価に変更します。
毎年楽しみにしてる「映画ドラえもん」。
今年も大いに堪能しましたが、欠点もありました。
それは、クライマックスに感動がなかった、ということです。
例年の、「友達と別れる」というシチュエーションは、現実味もあり、かつ感動的。
しかし、今年のテーマは「家族」。
「家族と別れる」といった、現実離れしたラストを用意することは無理ですから、最後に感動を持ってくるのは難しく、仕方のないことではありますが……。
ということで、結果。
評価: ★★★★★★☆☆☆☆
昨年の「新・のび太と鉄人兵団」があまりにもよかったため、余計に感動が薄かったのかもしれません。
ところで、来年の「映画ドラえもん」は、オマケ映像を観る限りでは、探偵もののように思えます。
ということは、またオリジナルかな……?
これは本当に感動できます!
自信を持っておススメしますので、ぜひご覧ください!