※ネタバレ注意!
先週の火曜日、研究室の同期と一緒に「劇場版ポケットモンスター キミにきめた!」を観てきました。
昨年までの19作とは大きく変わり、今年の第20作目は、20年前に始まったテレビアニメの第1話「ポケモンきみにきめた!」のリメイクと、その続きをオリジナルストーリーで描いたものとなっています。
まず、作品の序盤は、アニメ第1話がリメイクされたストーリー。
20年前にリアルタイムで観たわけではありませんが、第1話がこのような形で帰ってくると、非常に懐かしさが込み上げてきました。
こんなに面白くて感動的な30分は、なかなかありません。
ホウオウの羽根を手に入れてからは、映画のオリジナルストーリーに。
オープニングの「めざせポケモンマスター -20th Anniversary-」で、テンションが一気に上がりました。
特に、バタフリーとの別れの場面は、この映画の中で一番感動しました。
このシーンを入れるのはズルいわ。(笑)
終盤は、正直言ってよくわからない展開でした。
まず、マーシャドーの存在意義が薄かったような気がしました。
あと、ピカチュウが一言だけ人間の言葉を話す場面も、どうしても光彦の声に聞こえてしまい、何とも言えない心境でした。
エンドロールでは、サトシの歴代の旅仲間が登場。
できれば一言ずつ声も聴きたかったところですが、いい演出だったと思います。
いろんな種類のモンスターボールも流れてきて、ゲームをバリバリやっていた頃の懐かしさも感じました。
ということで、本作は「懐かしさ」が印象的でした。
サトシの服装から数々の名場面まで、昔のポケモンを知っていればいるほど楽しく観られる作品だと思いました。
そして、当時を知らない人は、あの伝説の時代のストーリーを「新作」として楽しめるんですから、羨ましい限りです。
評価: ★★★★★★★★☆☆
終盤の謎展開で減点ですが、そこまでの流れはとてもよかったです。
ここ数年のポケモン映画に勝る、いいストーリーでした。