Krosa

兵庫県在住の社会人(6年目)が、日々の出来事を日記感覚で綴ります。

特等添乗員αの難事件 I (松岡圭祐)

※ネタバレ注意!
 
 
前回読んだ「万能鑑定士Qの推理劇 I」にて初登場を果たした浅倉絢奈
今回読み終わった「特等添乗員αの難事件 I」は、そんな彼女が主人公のストーリーです。
 
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莉子と同様、学生時代は勉強ができなかった絢奈。
中卒でバイトを転々とするも、なかなか自分に合った仕事が見つからない。
CAとして優秀な姉との格差にも悩んでいた絢奈だったが、観光庁で勤務する元エリート官僚・壱条那沖との出会いで人生は変わっていく……。
 
那沖の専属の運転手であり、彼の家庭教師も務めた能登厦人による指導を受け、本格的に勉強を始める絢奈。
得意とする「水平思考=ラテラル・シンキング」にまつわる悩みにも直面するが、那沖によって支えられ、遂にツアーコンダクターとして国内外を飛び回るほどに成長します。
そんな中、読者にとってはおなじみの万能鑑定士・凜田莉子と出会う。
 
莉子は、論理的に物事を考える「ロジカル・シンキング」の持ち主。
一方、絢奈は自由な発想で真相に辿り着く「ラテラル・シンキング」を使いこなします。
この対極的な思考法を持つ2人ですが、この後、観光業界を騒然とさせる問題に協力して立ち向かっていく……。
 
 
これまで様々なミステリー小説を読んできましたが、ラテラル・シンキングを使う探偵に出会ったのは初めてだと思います。
ボクはロジカル・シンキング寄りの人間なので、例えば作品中に出てきた「6つの空席に7人を座らる方法」について、読んだときは全く理解できませんでした。
ある程度の妥協を経て、ようやく問題の意味が分かりましたが、ボクにはラテラル・シンキングは使えないだろうなー。(笑)
 
あと、タイトルにもある「α」の意味も分かって、スッキリしました。
まあ、確かに「特等添乗員A」よりも「特等添乗員α」の方がカッコいいですしね。
 
評価: ★★★★★★★★☆☆
 
莉子と悠斗とは違い、絢奈と那沖はあっさりとくっつきましたね。
この2人の今後の展開も気になります。
 

 
Qシリーズ 読了リスト
 
 
01 万能鑑定士Qの事件簿 I (2014/6/5-2014/6/11)
02 万能鑑定士Qの事件簿 II (2014/6/11-2014/6/18)
03 万能鑑定士Qの事件簿 III (2014/6/19-2014/6/29)
04 万能鑑定士Qの事件簿 IV (2014/6/30-2014/7/13)
05 万能鑑定士Qの事件簿 V (2014/7/13-2014/7/25)
06 万能鑑定士Qの事件簿 VI (2014/7/26-2014/8/9)
07 万能鑑定士Qの事件簿 VII (2014/8/11-2014/8/22)
08 万能鑑定士Qの事件簿 VIII (2014/8/25-2014/9/6)
09 万能鑑定士Qの事件簿 IX (2014/9/9-2014/9/28)
10 万能鑑定士Qの事件簿 X (2014/9/29-2014/10/11)
11 万能鑑定士Qの事件簿 XI (2014/10/12-2014/10/27)
12 万能鑑定士Qの事件簿 XII (2014/10/27-2014/11/13)
 
01 万能鑑定士Qの推理劇 I (2014/11/14-2014/12/2)
 
01 特等添乗員αの難事件 I (2014/12/4-2014/12/18)