※ネタバレ注意！
今週の月曜日に、東野圭吾さんの「魔球」を読み終えました。
江戸川乱歩賞の最終選考まで残ったという今作。
高校野球界の天才ピッチャー・須田武志をはじめとする開陽高校の生徒が、殺人事件に巻き込まれていく……。
前にも書いたことがありますが、学生にスポットライトが当てられた作品は、ボクの年齢が近いためか、感情移入しやすいです。
というより、読みやすい。
この作品も、いろいろと感じながら読み進めていきました。
本作のキーポイントは、「天才ゆえの選択」。
右腕を故障し、絶望に追い込まれながらも、大切な家族を守るため、武志は様々な手を打とうとする。
しかし、その甲斐むなしく、望まぬ最期を迎えることに……。
救いようのない終わりではありましたが、武志の数々の行動には感銘を受けました。
また、タイトルにもなっている「魔球」を巡る謎も、最後に繋がってスッキリでした。
さて、評価タイム。
評価： ★★★★★★★★☆☆
やはり、読みやすかったのが大きいです。
もちろん、作品自体も優秀でしたけどね。
次回は、東野さんの「怪しい人びと」。
既に読み始めてます。
この夏にドラマ化された作品も入っているので、ドラマと原作との違いも楽しんでいきたいと思います。
東野圭吾作品 読了リスト （2012/4 -）
０１ 放課後 （2012/5/10 - 2012/5/31）
０６ 魔球 （2012/9/18 - 2012/9/24）
１５ 宿命 （2012/8/9 - 2012/8/21）
１８ 変身 （2012/9/10 - 2012/9/14）
３０ あの頃ぼくらはアホでした （2012/6/21 - 2012/7/4）
３３ 名探偵の掟 （2012/7/24 - 2012/8/8）
４４ 片想い （2012/8/28 - 2012/9/8）
４８ 時生 （2012/6/1 - 2012/6/21）
４９ ゲームの名は誘拐 （2012/8/23 - 2012/8/28）
６５ 流星の絆 （2012/7/5 - 2012/7/23）
７３ あの頃の誰か （2012/4/10 - 2012/4/24）
