Krosa

兵庫県在住の社会人(6年目)が、日々の出来事を日記感覚で綴ります。

映画「イキガミ」を見て

昨日、映画の「イキガミ」を見に行きました。
18歳~24歳の1000人に1人が、国家繁栄維持法という法で殺されるという話です。
映画の中では、3人の人にスポットライトが当てられていましたが、ボクが一番感動したのは、3人目に逝紙が届いた人の、最後の24時間です。
目の見えない妹のために、あそこまで必死になれた飯塚さんは、とてもすごくて、格好良かったです。
ボクは、国家繁栄維持法というものが存在するべきではないと、映画を見て思いました。
確かに1000人のうちの999人に入った人たちは、「あ~、命を大切にしなきゃ」と、いくらでも思うことが出来ます。
でも、残りの1人に当たった人は、多くの人が「何で自分なんだろう」と思うはずです。
つまり国家繁栄維持法は、「国全体の事を考えてはいても、わずかな国民の事は放っている」と思います。
宿泊費や飲食費の無料化や、遺族への補償などは、よく考えてあると思いましたが、逝紙が届いた24時間後に死ぬというのは、結構突然のはずです。
せめて、1ヶ月や1年なら、それなりに本人も最後を生きられると思いますが……。
とまあ、それほど考えさせられるということは、この映画はなかなかよく出来た映画なんだなぁ、と思いました。

最後に、もし今、ボクに逝紙が届いたら、ボクは……映画を見まくるのではないでしょうか。