Krosa

兵庫県在住の社会人(6年目)が、日々の出来事を日記感覚で綴ります。

ハリー・ポッターと死の秘宝 7-Ⅲ (J.K.ローリング)

※ネタバレ注意!
 
 
2012年の10月から読んできた「ハリー・ポッター」シリーズ、遂に終わりました。
 
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最終巻の「ハリー・ポッターと死の秘宝 7-Ⅲ」。
この長編を締めくくるのに相応しい一冊でした。
 
クライマックスの要所といえば、やはりニワトコの杖服従に関する謎ですね。
ここは非常に複雑で、全てを理解するには、前作の「謎のプリンス」まで遡る必要があります。
途中でマルフォイに服従していたのには驚きました。
 
あと、ハリーとダンブルドアキングズ・クロスで話し合う場面も印象的でした。
ここでは、「賢者の石」に出てきた「みぞの鏡」の疑問が解決します。
 
さらに、スネイプの過去についても言及され、これまで憎らしく思えたスネイプが、実はハリーを守ろうとしていたという衝撃の事実が明かされました。
非常に深くて、何だか心が温まるような話でした。
 
一方で、フレッドやルーピン、トンクスが死んでしまうのは寂しかったです。
ただ、ロンの母親がベラトリックスを倒すのは快感でしたね。
 
ということで、大波乱の最終巻でした。
内容が深すぎて、一回読んだだけで全部を理解するのは、もはや不可能でしょう。
J.K.ローリングさんの構成力、創造力には、本当に驚きです。
 
個人的にも、こんなに長い物語を読んだのは、生まれて初めてです。
飽き性なので、長編を読むことができなかったのですが、そんなボクでも、文庫本で19冊にも及ぶ物語を読破したわけです。
それだけ面白くて、先の気になる作品なんですね。
 
終章を読んでいる途中、「どんな文で終わるんだろう」と思っていたのですが、最後の一文は、
 『この十九年間、傷痕は一度も痛まない。すべてが平和だった。』
というものでした。
読んだとき、鳥肌が立ちましたね。
こんなに綺麗な一文で「ハリー・ポッター」を終わらせるとは、最後の最後までスゴイと思いました。
人生の中で、こういう素晴らしい作品に出会えたことに感謝です。
 
それでは、評価をします。
 
評価: ★★★★★★★★★★
 
もう文句なしの満点。
後世に残したい物語です。
 
ありがとう、ハリー・ポッター
さようなら、ハリー・ポッター
 

 
ハリー・ポッター 読了リスト
 
01 賢者の石 1-Ⅰ (2012/10/7 - 2012/10/15)
02 賢者の石 1-Ⅱ (2012/10/16 - 2012/10/24)
03 秘密の部屋 2-Ⅰ (2012/10/26 - 2012/11/9)
04 秘密の部屋 2-Ⅱ (2012/11/10 - 2012/11/27)
05 アズカバンの囚人 3ーⅠ (2012/11/28 - 2012/12/17)
06 アズカバンの囚人 3-Ⅱ (2012/12/18 - 2013/1/12)
07 炎のゴブレット 4-Ⅰ (2013/1/12 - 2013/1/28)
08 炎のゴブレット 4-Ⅱ (2013/1/29 - 2013/2/14)
09 炎のゴブレット 4-Ⅲ (2013/2/15 - 2013/4/30)
10 不死鳥の騎士団 5-Ⅰ (2013/5/2 - 2013/6/3)
11 不死鳥の騎士団 5-Ⅱ (2013/6/5 - 2013/6/28)
12 不死鳥の騎士団 5-Ⅲ (2013/6/28 - 2013/8/10)
13 不死鳥の騎士団 5-Ⅳ (2013/8/10 - 2013/8/26)
14 謎のプリンス 6-Ⅰ (2013/9/3 - 2013/10/6)
15 謎のプリンス 6-Ⅱ (2013/10/6 - 2013/10/30)
16 謎のプリンス 6-Ⅲ (2013/10/30 - 2013/11/13)
17 死の秘宝 7-Ⅰ (2013/11/13 - 2013/12/4)
18 死の秘宝 7-Ⅱ (2013/12/5 - 2013/12/30)
19 死の秘宝 7-Ⅲ (2014/1/8 - 2014/1/26)