※ネタバレ注意！
ガリレオシリーズを読んでいる途中ですが、大学の図書館で運よく一番乗りで借りることができた「危険なビーナス」を読みました。
借りた当時の東野圭吾さんの最新作。
突然姿を消した弟・矢神明人を、その奥さんであるという楓と捜すうちに、次第に楓に魅了されていってしまう兄・手島伯朗が主人公。
この作品の特徴として、まず登場人物が多い！
しかも、それぞれの関係がさらにややこしくて、特に矢神家の人間については、誰が誰と親子関係なのかをすぐに忘れてしまいます。
こんなに登場人物は必要だったのか……？
また、最近の東野作品の傾向（？）でもある、脳にまつわる話も登場。
前作も脳死がテーマだったし、その前も特殊な脳を持った女性の話だったはず。
そして、ラストで明かされる楓の正体。
序盤から、「楓は本当に明人の妻なのか？」といった疑問はありましたが、それを思わぬ形で裏切ってくれました。
この辺りは、さすが東野さんといった感じ。
ということで、普通に楽しめました。
一連の事件の犯人も意外だったし、読んでよかったと思います。
評価： ★★★★★★★★☆☆
楓みたいな女性に魅了される伯朗の気持ち、何となくわかる気がします。
東野圭吾作品 読了リスト （2012/4-）
01 放課後 （2012/5/10-2012/5/31）
06 魔球 （2012/9/18-2012/9/24）
15 宿命 （2012/8/9-2012/8/21）
17 仮面山荘殺人事件 （2014/3/29-2014/4/6）
18 変身 （2012/9/10-2012/9/14）
23 同級生 （2014/3/8-2014/3/13）
26 怪しい人びと （2012/9/25-2012/10/5）
29 パラレルワールド・ラブストーリー （2014/5/19-2014/6/4）
30 あの頃ぼくらはアホでした （2012/6/21-2012/7/4）
33 名探偵の掟 （2012/7/24-2012/8/8）
38 探偵ガリレオ （2016/4/9-2016/5/16）
40 白夜行 （2015/11/16-2016/1/12）
44 片想い （2012/8/28-2012/9/8）
47 レイクサイド （2014/5/8-2014/5/19）
48 時生 （2012/6/1-2012/6/21）
49 ゲームの名は誘拐 （2012/8/23-2012/8/28）
53 幻夜 （2016/1/15-2016/3/23）
55 さまよう刃 （2014/4/8-2014/5/5）
65 流星の絆 （2012/7/5-2012/7/23）
68 パラドックス13 （2014/2/26-2014/3/6）
73 あの頃の誰か （2012/4/10-2012/4/24）
78 ナミヤ雑貨店の奇蹟 （2014/1/27-2014/2/8）
81 夢幻花 （2014/2/11-2014/2/25）
82 祈りの幕が下りる時 （2014/3/15-2014/3/27）
86 ラプラスの魔女 （2015/5/16-2015/6/6）
87 人魚の眠る家 （2016/3/24-2016/4/7）
88 危険なビーナス （2016/9/23-2016/9/28）
