Krosa

兵庫県在住の社会人(6年目)が、日々の出来事を日記感覚で綴ります。

猿の惑星:新世紀(ライジング) <2D字幕>

※ネタバレ注意!
 
 
昨日、「猿の惑星:新世紀ライジング)」を観てきました。
 
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先週の金曜ロードSHOW!で放送されていた「猿の惑星:創世記ジェネシス」の続編。
認知症を治すための新薬実験によって、猿が知恵を得た世界。
人間と猿は、果たして共存できるのか。
 
 
本作は、前作から10年ほど経過しています。
その間に、ウィルスが流行し人類は半減。
前作でも登場した猿・シーザーは、山の中で猿の集団を形成し、そのリーダーとして暮らしていた。
 
そして、シーザーたちが過ごす山に人間が足を踏み入れたのをきっかけに、人類と猿の複雑な関係が生まれます。
 
シーザーは、人間と猿は戦うべきではないと主張。
しかし、いつ人間に襲われるか分からないことへの不安からか、コバをはじめとする数匹の猿は、こちらから人間に挑むべきだと考える。
次第に彼らの間に亀裂が入り……。
 
序盤から中盤にかけては、猿サイドの描写が多かったです。
集団の中での意見の食い違いなどは、その後の伏線なんだろうなーと思いながら観ていました。
 
その後、コバたちが人間の町から銃を持ち出し、シーザーを暗殺しようとする。
シーザーが撃たれたことを知った猿たちは、人間の仕業だと思い込み、いよいよ人間の町に乗り込む。
 
ここからは、コバがリーダーとなって人間を襲っていくのですが、人間と猿の銃撃戦は非常に迫力がありました。
派手な映像と大音量の銃声が、その場にいるかのような緊張感を与えてくれました。
これぞ映画館で映画を観る醍醐味。
 
銃で撃たれたシーザー。
しかし、彼は生きていた。
人間のマルコム一家に助けられ、一命を取りとめる。
 
コバが自分勝手に暴れていると知ったシーザーは、マルコムと共に町へ。
そして、その町のタワーでシーザーとコバの最終決戦が行われる。
 
この場面も迫力満点。
猿同士の殴り合いで盛り上がり、タワーの爆破で盛り上がり……。
シーザーとコバの最後のやりとりで、シーザーが「お前はエイプ(類人猿)じゃない」と冷たく告げるシーンがカッコよかったです。
 
決戦を終えたシーザー。
しかし同時に、人間と猿は決して共存できないのだということを悟る。
マルコムに町を去るように告げたシーザーは、再び猿集団のリーダーとして生きていくのだった……。
 
ラストの、シーザーとマルコムの別れのシーンは切なかったですね。
せっかく信頼できる友になれたのに、共に暮らすことはできないのですから……。
 
 
ということで、全体を通して飽きるところもなく、非常に楽しめました。
ただ、前作の主人公・ウィルは、途中のビデオに映っていただけで、結局登場しませんでした。
ウィルが死んだという描写は、前作・本作を通してなかったはずなのに、なぜでしょう。
もしかして、次作への伏線なのか……。
 
評価: ★★★★★★★★★☆
 
エンドロールの後に、いきなり和訳無しの英文(5行ほど)が出るのですが、突然英文に出くわすと、なかなか焦るものですね。(笑)
「この映画を作るために、多くの時間と人間を要した」という文章だったのは何となく分かったのですが、最後の最後でモヤモヤさせられました。
 
あと、本作の流れからすると、続編もありそう。
ウィルも出てこなかったし、次作でも何らかの進歩があるといいですね。