※ネタバレ注意!
昨日は、映画「STAND BY ME ドラえもん」を観に行ってきました。
全編3DCGで描かれた本作。
今月8日から公開され、かなり人気を博しているようです。
しかし、今年の春にこの作品の予告編を観たとき、ボクは「これは観に行かないだろうな」と思っていました。
3Dになったドラえもんの世界には違和感しかなかったからです。
なので、ほとんど興味もなかったのですが、公開日が近づくにつれて本作の内容が徐々に明らかになってくると、少しずつ気になってきました。
なぜなら、この作品のストーリーは、原作マンガから厳選された7つの名作を一本に繋げて構成されていたからです。
これを知って、急に観に行きたくなりました。
依然として3DCGへの違和感は残っているものの、「ドラえもんなんだから、きっと面白いはず」と思い、観てみることにしたのです。
お盆期間とレディースデイが重なり、映画館は大混雑。
上映の90分前に到着したのに、ボクが観る回の残席は僅か。
一人で観に行っていたので、ポツポツあった空席に滑り込めましたが、かなり人気でした。
客層は、ファミリーが多かったです。
あと、意外と大人の方も大勢いらっしゃって、ドラえもんらしくない客層だな、とも思いました。
では、ここからは内容について。
原作のストーリーとは少し違う点もありましたが、大体は一緒でした。
マンガではほとんど関連性のない7つのストーリーを、上手に一本の映画にしてあったのには驚きました。
観ているうちに、3DCGであることへの違和感が薄れていくのを感じました。
声優さんはアニメと同じなので、自然とドラえもんワールドに引き込まれていきました。
成功したり失敗したりで、笑いの要素が多かったです。
中盤辺りから、感動する話へとシフトチェンジしていきます。
そして、終盤に登場するのが「さようならドラえもん」。
マンガでもアニメでも観たことはありますが、この話は本当に感動します。
この後の「帰ってきたドラえもん」のラストも秀逸。
本作では、「いっしょに、ドラ泣きしません?」というキャッチフレーズが使われています。
この「ドラ泣き」がどの程度泣くことなのかは分かりませんが、やはりボクも涙で視界がぼやける場面がありました。
ただ、ぼろ泣き覚悟で観に行ったので、もうちょっと泣きたかった。
こういう点では、話の内容を知っているのは痛かったですね。
「すべての、子ども経験者のみなさんへ。」というキャッチフレーズもあるのですが、この映画を観ると、確かに幼い頃を思い出します。
テストでいい点を取ろうと頑張ったこと、好きな人に振り向いてほしかったことなど、誰にでもある経験が詰まった作品でした。
そんなとき、もしドラえもんがいたらどうだったのだろうか。
こんなことを考えてみるのも面白いかもしれません。
評価: ★★★★★★★★★☆
ストーリーは完璧。
ただ、もうちょっと泣きたかった。(笑)
初めて「新・のび太と鉄人兵団」を観たときくらい泣けたら、文句なしの満点でしたね。