※ネタバレ注意!
気づけば6日間で読み終えていました。
ボクにとっては随分と速いペース。
主人公・佐久間が、クライアントの重役・葛城の娘を誘拐。
身代金3億円の狂言誘拐を仕掛けるが、その裏には驚愕の真実が……。
この作品の特徴は、全体を通して犯人側のみの視点で描かれている、というところです。
つまり、佐久間が何を企んでいるのかということは分かっても、葛城がどんな心境なのか、どんな作戦を立てているのかといったことは、最後まで分からないわけです。
非常に臨場感のある表現でした。
あと、前に読んだ「宿命」のように、最後の最後で「あ~、なるほどね」と思う展開もありました。
クライマックスには、きっと驚きます。
さて、評価の時間。
評価: ★★★★★★★★☆☆
全体を通して、こんなに飽きずに読める作品は久しぶりでした。
星9個でもいいぐらいなんですけどね。
次は、同じく東野圭吾さんの「片想い」を読んでいます。
分厚い本なので時間はかかりそうですが、しっかり読み通したいと思います。