Krosa

兵庫県在住の社会人(6年目)が、日々の出来事を日記感覚で綴ります。

金環日食 観測記録

昨日の日食の際、いろいろとデータを得ながら観測していました。
といっても、プロの方のようなデータではありませんが。(笑)
 
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こちらの「Newton」を買っていたのですが、この中に観測記録を書き込めるページがありましたので、頑張って完成させてみました。
 
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コメントは小さくて読みにくいと思うので、太陽の欠け具合の絵を見てもらえたら、と思います。
大阪は、太陽の右上から月が重なってきましたが、金環日食を報道するテレビ番組を観ていると、欠け方は場所によって少しずつ違っていて、驚きました。
 
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こちらは、日食の間の気温の変化をグラフにしたものです。
字が小さくて読めないところもありますので、少し補足を。
 
写真の下の方に、オレンジ色で5か所説明をしている部分ですが、左から、「食の始まり」、「金環食始まり」、「食の最大」、「金環食終わり」、「食の終わり」と書いています。
すなわち、金環日食の時間に最も気温が低かったということです。
 
あと、測定時ごとの気温も、表形式で載せておきます。
値は左から、「時刻」、「気温(℃)」、「前回測定時との気温変化(℃)」。
 
6:18  20.0
6:28  20.3  +0.3
6:38  19.9  -0.4
6:48  20.8  +0.9
6:58  20.5  -0.3
7:08  20.0  -0.5
7:18  19.5  -0.5
7:28  18.7  -0.8
7:29  18.7  ±0
7:31  18.5  -0.2
7:41  18.8  +0.3
7:51  19.5  +0.7
8:01  20.7  +1.2
8:11  22.3  +1.6
8:21  23.1  +0.8
8:31  24.5  +1.4
8:42  25.1  +0.6
8:53  25.7  +0.6
赤字は最高気温、青字は最低気温)
 
金環日食が始まるまでは、上着を羽織っていたいほど寒かったのですが、金環日食が終わった途端、どんどん気温は上がっていって、過ごしやすくなりました。
 
ところで、ボクは昨日、金環日食を取り上げたニュースや情報番組を片っ端から観ていきました。
そのときに思ったことをいくつか。
 
まず、大阪における金環日食データ
 
・大阪で金環日食が見られたのは、江戸時代以来の282年ぶり
・次に大阪で金環日食が観測できるのは、2312年4月8日
 
ということで、もうボクは大阪で金環日食を見ることができません。
そう思うと、昨日は本当にすごい1日だったんですね。
 
次に、金環になる直前に見られる、「ベイリー・ビーズ」という現象。
これは、月の表面の凹凸の間から太陽の光が漏れることで、太陽の光がビーズのように見えるものです。
番組を観ている中で何度か見ましたが、綺麗でした。
しかし、あれは肉眼では見えそうにないですね。
 
最後に、今年の天文現象について。
2012年は、金環日食以外にも天体ショーが見られるんです。
 
1つ目は、6月4日。
19時前から21時過ぎまでの約2時間、部分月食が見られます。
月の見えるところならどこでも見えるみたいですよ。
 
2つ目は、6月6日の「金星の太陽面通過」。
こちらは、金星が太陽のホクロのように黒く見えながら、太陽の手前を通過していく、というもの。
こちらも全国規模のショー。
時間は、7時10分から13時48分頃まで。
あ、この現象を見るときには、金環日食のときのように観察グラスが必要です。
 
3つ目は、8月14日の金星食
金星が、一度月の裏側に隠れて、その後、月の裏から突然パッと現れるようです。
こちらも、石垣島などを除く全国で見られ、時間は夜明け前の2時40分から3時25分頃。
 
ということで、今年は空を見上げる機会が多そうですね。(笑)
どれも観察したいところですが、果たしていくつ見られるかな……。
 
では、最後の最後に言わせてください。
全国の映像を観ていると、子供からお年寄りの方まで、本当に多くの人が空を見上げて日食を観測していました。
みんなが揃ってグラスを持ち、ワイワイ楽しそうに日食を見る。
そんな光景を見ていると、すごく微笑ましくなりました
やっぱりみんな、同じ「」なんだなぁ、と思いました。
こんな出来事が、これからもたくさんあってほしいです。
 
長文、失礼しました。