昨日の日食の際、いろいろとデータを得ながら観測していました。
といっても、プロの方のようなデータではありませんが。(笑)
こちらの「Newton」を買っていたのですが、この中に観測記録を書き込めるページがありましたので、頑張って完成させてみました。
コメントは小さくて読みにくいと思うので、太陽の欠け具合の絵を見てもらえたら、と思います。
大阪は、太陽の右上から月が重なってきましたが、金環日食を報道するテレビ番組を観ていると、欠け方は場所によって少しずつ違っていて、驚きました。
こちらは、日食の間の気温の変化をグラフにしたものです。
字が小さくて読めないところもありますので、少し補足を。
すなわち、金環日食の時間に最も気温が低かったということです。
あと、測定時ごとの気温も、表形式で載せておきます。
値は左から、「時刻」、「気温(℃)」、「前回測定時との気温変化(℃)」。
6:18 20.0
6:28 20.3 +0.3
6:38 19.9 -0.4
6:48 20.8 +0.9
6:58 20.5 -0.3
7:08 20.0 -0.5
7:18 19.5 -0.5
7:28 18.7 -0.8
7:29 18.7 ±0
7:31 18.5 -0.2
7:41 18.8 +0.3
7:51 19.5 +0.7
8:01 20.7 +1.2
8:11 22.3 +1.6
8:21 23.1 +0.8
8:31 24.5 +1.4
8:42 25.1 +0.6
8:53 25.7 +0.6
(赤字は最高気温、青字は最低気温)
ところで、ボクは昨日、金環日食を取り上げたニュースや情報番組を片っ端から観ていきました。
そのときに思ったことをいくつか。
まず、大阪における金環日食データ。
・大阪で金環日食が見られたのは、江戸時代以来の282年ぶり
・次に大阪で金環日食が観測できるのは、2312年4月8日
ということで、もうボクは大阪で金環日食を見ることができません。
そう思うと、昨日は本当にすごい1日だったんですね。
次に、金環になる直前に見られる、「ベイリー・ビーズ」という現象。
これは、月の表面の凹凸の間から太陽の光が漏れることで、太陽の光がビーズのように見えるものです。
番組を観ている中で何度か見ましたが、綺麗でした。
しかし、あれは肉眼では見えそうにないですね。
最後に、今年の天文現象について。
2012年は、金環日食以外にも天体ショーが見られるんです。
1つ目は、6月4日。
19時前から21時過ぎまでの約2時間、部分月食が見られます。
月の見えるところならどこでも見えるみたいですよ。
2つ目は、6月6日の「金星の太陽面通過」。
こちらは、金星が太陽のホクロのように黒く見えながら、太陽の手前を通過していく、というもの。
こちらも全国規模のショー。
時間は、7時10分から13時48分頃まで。
あ、この現象を見るときには、金環日食のときのように観察グラスが必要です。
3つ目は、8月14日の金星食。
金星が、一度月の裏側に隠れて、その後、月の裏から突然パッと現れるようです。
こちらも、石垣島などを除く全国で見られ、時間は夜明け前の2時40分から3時25分頃。
ということで、今年は空を見上げる機会が多そうですね。(笑)
どれも観察したいところですが、果たしていくつ見られるかな……。
では、最後の最後に言わせてください。
全国の映像を観ていると、子供からお年寄りの方まで、本当に多くの人が空を見上げて日食を観測していました。
みんなが揃ってグラスを持ち、ワイワイ楽しそうに日食を見る。
そんな光景を見ていると、すごく微笑ましくなりました。
やっぱりみんな、同じ「人」なんだなぁ、と思いました。
こんな出来事が、これからもたくさんあってほしいです。
長文、失礼しました。