※ネタバレ注意!

古典部シリーズ5作目となる本作は、奉太郎たちが高校2年生になってからの物語が描かれます。
全体的には長編ですが、短編のような形で小さな謎解きもいくつか出てきて、読みやすかったです。
個人的には、「とても素敵なお店」の店名の推理が印象的でした。
奉太郎が導き出す答えの根拠はちゃんと作中に登場しているのに、自分で読んでいてもなかなか見当もつかない辺り、やはり奉太郎はスゴいなと思います。
あと気になったのは、「友達は祝われなきゃいけない」で摩耶花のチーズ嫌いが判明したとき。
「遠まわりする雛」に収録の「正体見たり」で、摩耶花もチーズケーキを食べたと思っていたので疑問に思っていましたが、クライマックスで奉太郎からも言及されていて、さすがに作品間で矛盾は起きてないんだなと安心しました。
なぜか奉太郎は、摩耶花がチーズケーキなら食べられるのを知ったきっかけが給食だった的なことを思っていましたが、これも奉太郎らしいとぼけ方ということでしょうか。
ハッピーエンドかと言われると、さすがにYESではないと思いますが、古典部シリーズらしい雰囲気の作品だとも思いました。
終盤は、先が気になって読み進めるのを止められませんでした。
評価: ★★★★★★★★★☆
読書期間: 2025/07/31 - 2025/08/20
アニメ「氷菓」を観終わった後、間違いなく本作を読んだのですが、ほとんどの謎の真相を忘れていました。(笑)
そのくせ、クライマックスで奉太郎と友子が団子を食べるシーンは、なぜか覚えていました。
頭で映像化した場面が印象的だったのでしょうか。