※ネタバレ注意!
公開初日に有休を取れたので、母と「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」を観てきました。
シリーズ25作目となる本作。
初めて警察学校組が劇場版に登場です。
本作は、例年の流れを外れてリニューアルされた点が多かったです。
音楽は特にそうで、かなりスタイリッシュな印象を受けました。
ただ、冒頭のメインテーマもスタイリッシュになったことで、毎年楽しみにしていたタイトルアニメーションが簡素化されていたのは残念でした。
導入部分のリニューアル自体は別に悪くはないのですが、あのゾクゾクするタイトルアニメーションは何とかして残してほしかったですね。
本編の内容は、なかなかよかったです。
警察学校組のエピソードを現在軸に反映させるのも難しいんじゃないかと思っていましたが、無理のない形で消化されていたのではないでしょうか。
ツッコミどころもいくつか。
まず、クライマックスの液体流動防止方法ですが、実際にあれで止まるのかが気になりました。
それに、仮に止まったとしても、地上から逸れて排水溝や地下に流れた液体がどこかで合わさって爆発、なんてこともありそう……。
あとは、3年前の佐藤刑事と松田刑事の回想シーンで、松田刑事がスマホを操作していたのですが、原作ではガラケーでしたよね?
チェックが甘く、ガラケーにすべきところを間違えてスマホにしてしまった、というのは考えにくいので、あれはわざとスマホに変更したのだと思っていますが、どういう意図があったのでしょうか。
最後に、主題歌。
25作目という節目なので、今年こそB'zだろうと自信を持っていただけに、発表があった日は呆然としてしまいました。
バンプも別に嫌いではありませんが、本作の主題歌は特に印象的でもなく、あまり作品に寄り添えていない感じがしました。
ドラえもんの「友達の唄」なんかは、作品の余韻を完璧に残して追い泣きさせられたほど素晴らしかっただけに、今回は残念。
とまあ、厳しいことも書きましたが、全てコナン補正で「面白かった」という感想にはなるんですがね。(笑)
それにしても、ネットでは「シリーズ歴代1位」との意見もちらほら見かけますが、さすがに1位はないです(というか、おそらくベスト5にも入らない、初期作が強すぎるため)。
評価: ★★★★★★★★★☆
本作の主題歌がB'zでないと知ったときから、「2023年が組織関連の内容で、ここにB'zを持ってくるために敢えて今年はB'zにしなかったのでは」と踏んでいたのですが、ラストの来年予告を見る限り、何だか的中している気がします。
1年後、「純黒の悪夢」以来の最強タッグが実現していれば、今年の主題歌事変も納得できるのですが……。