※ネタバレ注意!
有休を取ったため、本日から年末年始休暇となりました。
それで、午後から「劇場版ポケットモンスター ココ」を観に行くことにしました。
おなじみのイオンシネマ明石だと最大スクリーンを鬼滅に取られていたのですが、イオンシネマ加古川ではポケモンが最大スクリーンで上映中ということだったので、久しぶりに加古川まで自転車で出ました。
それほど寒い日でもなかったので、わりと気持ちよかったです。
ファミリー層より、むしろ10代後半ぐらいの若者を多く見かけました。
この年代って、意外とポケモン映画から離れているイメージだったので、驚きました。
で、本編の内容ですが、ここ最近のポケモン映画の中で1番よかったと思います。
というか、歴代のポケモン映画の中でも上位5本には入るかもしれないです。
子供には少し難しめのストーリーだったかもしれませんが、「ポケモンに育てられた人間」というのが面白さを引き立てていたように思います。
人間とポケモンの関係性については、これまでの作品でも何度か触れられてきましたが、本作では一層深く考えさせられました。
人間側もそれぞれが思惑を持っていて、誰かが絶対的に悪いというわけではないのだけれど、やっぱり生命は大事にしないと、というのが複雑で、少し難しいところですよね。
まあでも、こういう少し重たい作品も、たまに観ると観応えがあっていいものです。
親子の絆を描いているところは、感動を誘いました。
自分は親ではないので、真の意味で理解できてはいませんが、やっぱり親ってすごいなと改めて思いました。
泣きはしませんでしたが、何度か視界がぼやけそうになりました。
あと、ポケモンと話ができるという設定のココを扱うのは、製作サイドの難しい点だったのではないかと思います。
特に、「人間と話すココ」と「ポケモンと話すココ」を字幕もなしに描いていましたが、なかなか自然な感じにまとまっていて、すごいなと感じました。
その一方で、アニメーションの背景のザラザラ感や、エンディング映像の手抜き感は少し気になりました。
最後まで謎だったことが2点。
1つは、セレビィの必要性。
ココがとうちゃんザルードの傷を癒す場面で、「これがセレビィの力なのかな」と思いながら観ていましたが、どうやらそうでもなかったらしい。
そうすると、ココの突然の能力発揮もよくわからないし、やっぱりセレビィの需要もない気がする……。
そもそも色違いである必要もないし。
もう1つは、セレビィが未来から持ってくるというタマゴの話。
この伏線の回収がされていないと思うのですが、もしかして伏線ですらなかったのでしょうか?
例えば、実はとうちゃんザルードがそのタマゴから生まれていました、なら何となく話が通るような気もしますが、それだとわかりにくすぎますよね。
このタマゴの話は、何を伝えるためのものだったのでしょうか。
まあ、何はともあれ、今年のポケモン映画は全体的によかったです。
昨年がリメイク作品だったので、ストーリーを練る時間が豊富だったからかな。(笑)
評価: ★★★★★★★★★☆
そういえば、来年のポケモン映画の予告が流れませんでしたが、まさかないのか!?
まだ来年の夏に公開できるかわからないから予告を流さなかっただけで、次回作も製作決定してます、ならいいのですが。