Krosa

兵庫県在住の社会人(7年目)が、日々の出来事を日記感覚で綴ります。

春期限定いちごタルト事件

※ネタバレ注意!

 

 

米澤穂信さんの古典部シリーズ既刊分を読破したので、また東野圭吾さんに戻ろうかと思っていたのですが、ネットを見ていて「小市民シリーズ」というのがあることを知りました。

同じく米澤さんが書いておられて、メインキャラも高校生。

古典部シリーズに似た印象を受け、読んでみたくなりました。

 

ということで、小市民シリーズ1作目の「春期限定いちごタルト事件」を読んでみました。

 

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本作の主人公は、高校1年生の小鳩常悟朗。

頭が切れることを自覚しているようなので、折木奉太郎とは違ったタイプのキャラですね。

 

 

作品の雰囲気としては、日常の謎を解いていくという意味でも古典部シリーズによく似ています。

違うのは、主人公が目指すのが省エネか小市民かという点。

個人的には、奉太郎の方が感情移入はしやすかったです。

 

短編が5作収められた本作。

1番気に入っているのは、「おいしいココアの作り方」ですかね。

答えを思いついては却下される、というのを繰り返すのが何だか頭によさそう。(笑)

 

あと気になるのは、小佐内さんの過去。

ちらっとどういう人間だったかは書かれましたが、具体的なエピソードまでは展開されませんでした。

今後、続編を読んでいけば明かされるときが来るのでしょうか。

 

 

1作目を読み終わった時点では、まだ本シリーズの面白さを痛感するという段階ではないです。

しかし、だからといって2作目以降を読まないのも気持ちが悪いので、とりあえず読み続けようと思います。

 

評価: ★★★★★★★☆☆☆

 

古典部シリーズとは似て非なる雰囲気の小市民シリーズ。

次作以降に持ち越されたと思われる伏線もいくつかあるので、そこに期待します。

 

 

小市民シリーズ 読了リスト (2020/08/17 -)

 

1. 春期限定いちごタルト事件 (2020/08/17 - 2020/08/28) ★×7