※ネタバレ注意!
古典部シリーズ第4弾、米澤穂信さんの「遠まわりする雛」を読みました。
シリーズ初の短編集(「氷菓」の前半も微妙に短編っぽかったけど)。
もちろん、全てアニメ化されているのですが、原作とアニメの差異があったりして意外でした。
「正体見たり」の結末(姉妹関係)が違ったり、「遠まわりする雛」のラストシーンが変わっていたのもそうですが、「やるべきことなら手短に」がアニメでは大幅にカットされていたのは驚きました。
個人的に好きな「手作りチョコレート事件」も、あのほろ苦い感じの映像が思い出されてよかったです。
あの後、里志と摩耶花の関係はどうなったのか気になりますね。
ということで、作品全体の重厚感は長編に及びませんが、どんどん作中の季節が進んでいって、古典部を巡る1年を堪能できたのはよかったです。
評価: ★★★★★★★★☆☆
さて、本作まではアニメを観て知っていた物語ばかりでしたが、いよいよ次作からは完全新作として読むことができます。
これは楽しみじゃ!
古典部シリーズ 読了リスト (2020/06/01 - )
1. 氷菓 (2020/06/01 - 2020/06/05) ★×8
2. 愚者のエンドロール (2020/06/08 - 2020/06/12) ★×9
3. クドリャフカの順番 (2020/06/15 - 2020/06/29) ★×9
4. 遠まわりする雛 (2020/06/30 - 2020/07/14) ★×8